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Hair Care Column 2012年2月アーカイブ

フケも抜け毛の原因ですよ

人間の皮膚をつくっていた細胞が、細胞同士のつながりを失うと、体にとっては不要なアカになります。この不要になった頭皮のアカをフケと呼びます。

つまり、フケとは、頭皮の角質細胞がはげ落ちたものなのです。頭皮からできたフケに、皮脂や汗からの分泌物が混ざると、細菌が繁殖しやすい環境をつくります。

このように、頭にたまったフケが細菌を繁殖させると、頭のかゆみを引き起こします。また、フケは細菌やカビが繁殖する温床となりやすいため、頭皮の炎症や、吹き出物を起こし安くなります。

頭皮に炎症や吹き出物が起こると、抜け毛の原因になりやすくなります。つまり、フケが原因で、抜け毛になる可能性もあるということなのです。

高級アルコール系の洗浄力の強いシャンプーシリコンベースのトリートメント剤等、頭皮の新陳代謝にとってふさわしいとは言い難いものの使用もフケの原因のひとつです。

心当たりのある皆様は日々使用されているアイテムの再確認を。


十分な睡眠

抜け毛の予防のための大切なことに、規則正しい生活習慣ということが挙げられます。

その中でも特に、抜け毛を予防するためには、十分な睡眠をとることは、大切なことの一つです。

毛髪は夜間に成長します。

睡眠中に充分な血液が皮膚に流れることによって、毛母細胞に十分な栄養が運ばれていきます。また、日中に受けた皮膚や髪のダメージも、就寝中にホルモンや免疫細胞が活発に作用し、修復してくれます。抜け毛を予防するためにいろいろな方法で努力をしていても、睡眠時間が十分にとれていなければ、大切な毛髪の成長を妨げてしまうことにもなりかねませんので、気をつけたいものです。


シャンプー剤で抜け毛??

髪の毛を清潔にするシャンプーですが、種類によっては、抜け毛の原因となるものがあります。

シャンプーには、合成系天然素材系の、2種類があります。市販のシャンプーは、石油系の種類のものが多く、石油系の種類のシャンプーは、合成系の界面活性剤をベースにして作られています。

合成系の界面活性をベースにしたシャンプーは、浸透性が高いので、頭皮の毛包の奥まで入りこんでいき、このことが毛根周辺の細胞にダメージを与える可能性があります。

石油を原材料とする合成系の種類のシャンプーと比較して、天然素材系の種類のシャンプーは、抜け毛などの副作用はほとんど見らません。

天然系の種類のシャンプーの場合は、抜け毛に対して逆に好影響をもたらすと言われています。抜け毛が気になる方は、シャンプーの種類に気をつけて、3年、5年先の抜け毛の対策になる種類のものを選ぶようにしましょう。


男性の抜け毛について

現代では、日本人男性の約3人に1人が抜け毛、薄毛などで悩んでいるのが現状だそうです。

抜け毛、薄毛の原因には、パソコンやゲーム機器などの普及から、生活習慣が不規則になりがちであり、それと同時に、就寝時間も遅くなっていることがかかわっているようです。

社会環境によるストレスも大きく関わっているのではないかともいわれています。

また、食生活が欧米化し、栄養価が低くカロリーの高い食事が多くなったことなども、抜け毛、薄毛の原因と考えられています。このままの生活習慣を続けていると、成人男性の抜け毛、薄毛は、これからも増え続けていくことになるでしょう。

そういう意味ではまず抜け毛対策は生活習慣の改善にありといっても過言ではないかもしれません。

また、抜け毛、薄毛の発症年齢や進行スピードなどは、人それぞれですので、生活の中で、抜け毛が目立つようになったり、髪全体の量が減ってきたなどの薄毛の状態に気づいたら、抜け毛、薄毛の原因になっている生活習慣や食生活の改善を心がけるとともに、使用中のシャンプー、コンディショナーの相談を専門美容師さん受けるのもよいでしょう。

抜け毛、薄毛の治療には、早めの対策をとることが大切です。AGA(男性型脱毛症)などは抜け毛、薄毛はほおっておくと進行していきますので、もっと早く対策をとっておけばよかったと後悔しないよう、早めの対策を考えましょう。


毛髪のメカニズム

髪はもともと皮膚の一部が変化したもので、皮脂腺や汗腺と一緒に胎児の発育とともに発生してきます。 従って、髪が発生は皮膚の発生に伴って生まれ、角化の形成が進行して一本の太い髪となるのです。
髪が生える発毛のメカニズムは最初に毛包が造られることから始まります。 胎児の時に皮膚が陥没して毛包ができその下部にある髪の製造工場に当る毛母細胞で細胞分裂が行われ、髪は生長していきます。
 髪が生え、そしてその生長に必要な栄養素は18種類のアミノ酸であり、毛細血管によって運ばれています。
髪にはヘアサイクル(発毛周期又は毛周期という)があります。
髪は毛母細胞が刺激を受けて細い髪から生長を始めますが、この生長する期間が男性で約3年~5年、女性で約4年~6年続と言われています。
 生長とともに最初は細く軟らかかったものが次第に太毛でハリのある硬い髪になって行きます。やがて生長が鈍くなる退行期(約3週間)となり、完全に髪の生長が止まる休止期(約4ヵ月~6ヵ月)となって髪は抜け落ちます。休止期の終わり頃になると、古い髪の毛は頭皮の上部へと上がって行き、その下の部分では、次の新しい髪になる毛芽が発生し生長の準備が始まります。
 毛穴の中が健康な状態なら脱毛と同時にすぐに新しい髪の発毛が始まるのですが、ストレスや何らかの原因でこうした移行がうまくいかない場合があるのです。
この状態が続く事によって抜け毛が多くなり髪が薄いという状態になってしまうのです。
髪は1本1本が独立した生長サイクル(発毛周期又は毛周期という)を持っており、独自に生え替わっていきます。
髪は年齢によって変化します。乳児や幼児の髪は細く、軟らかく、毛表皮を成人のものと比べてみると、乳幼児は半分くらいの厚みしかありません。
それが年齢とともに太くなり、10代に入るとほぼ成人と変わらなくなります。

私たちの髪の毛は通常一つの毛穴から3本又は5本生えています。年齢や男女によって差はありますが、一つの毛穴から3本または5本生えている髪の毛のうち、いわゆる主毛と言われるものを除いておよそ3・4年~6・7年前後の周期で毎日自然脱毛と発毛を繰り返していると言われており、1日50本~60本位の抜け毛であれば特に心配いりません。
通常、毛根の一番下の部分にある「毛乳頭1」から栄養が受け渡された「毛母細胞※2」が細胞分裂を繰り返すことによって髪の毛が造られ、その髪が上に押し上げられて毎日生長しています。

※1 毛乳頭 毛根部分の最深部にあり、髪の毛を造るために必要な18種類のアミノ酸を中心とした栄養が血液によって送り届けられ、毛母細胞に栄養の供給やヘアサイクル(発毛周期または毛周期)などの情報伝達を行うなど毛髪の生長を司る重要な組織
※2 毛母細胞 血液によって毛乳頭に送り届けられた18種類のアミノ酸を中心とした栄養を髪の毛に造り替える、毛髪の製造工場に当たる組織

抜け毛の原因

① 毛乳頭への血液の流れの悪化
② 毛母細胞の衰え
③ 男性ホルモンや皮脂の過剰な分泌
④ 自分の心の許容量を超えたストレス
⑤ 頭皮の汚れ・毛穴の詰り
⑥ 髪の素となる18種類のアミノ酸を中心とした各種栄養の不足または栄養のアンバランス



このように大きく分けただけでも、以上のような事が原因として考えられます。
また、髪が薄くなってしまうとほとんどの方が「年齢のせい」だとか「遺伝のせい」にして諦めてしまっているのではないでしょうか?
髪はそれが普通に有るか無いかによって、外見上の見た目が善い悪いなどファッション的なことも確かにあります。しかし本当は頭皮環境や毛髪の状態が健康状態のバロメーターにもなります。


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