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あらためての肝腎かなめと水分補給

つながっている体の内部

肝臓と腎臓は、大切な排泄器官です。
肝臓は腸につながり、腎臓は膀胱と尿道につながっているからです。

ところが、肝臓が鬱血して、その排泄機能を果たせなくなると、
老廃物(毒素)は血中に流れ込みます。
同じく、腎臓が炎症を起こすと、やはり毒素は血に逆流します。

血は、解毒しないと人を病に至らしめるため、
自然に身体は代わりとなる排泄路を使うことになります。

そこで、腎臓を通るべき老廃物の排出は肺が受け持ち、
肝臓の排泄機能は皮膚が代行します。

もっとも肺は腎臓の役割を十分に果たせないので、
代行通路を毒素が通過するときに、
気管支炎や肺気腫、結核などが生じます。


同じことが肝臓にも言えます。



水の大切さ

あらゆる生物学的作用を保たせるこの普遍的媒体なくして、
生命は成り立たちません。

水は、体内で一番大切な浄化因子であるため、
水によって、組織は洗われ、腸は浄化され、体温は均一化され、
体液は維持されます。
水を飲むことが体内浄化でもっとも大切な点です。



酸性とアルカリ性のバランス

健康維持のために、体は酸性よりアルカリ性に
保たれることを求めています。

体は、このような化学状態におかれていると、
どんな病に対しても、抵抗力が増してきます。

関節炎症状はかなり、減じてくるし、風邪や充血は防がれ、
皮膚のトラブルも少なくなり、内臓諸器官の負担も軽くなってきます。
酸性が不要なのではなく、その体内でのバランスが大切みたいです。


酵素と美肌

酵素とお肌の状態は非常に大きく関係しています。
ですから、化粧のノリが良くなかったり、吹き出物が治らなかったりといったトラブルのある場合、酵素に注目することで解決策が見えてくるかもしれませんね。

肌の状態が良い場合は新陳代謝がスムーズに行われ、古い細胞は自然に落ちていき新しい細胞が出てくるようになっています。
それがターンオーバーです。
美肌への意識が高い方は、ご存じの方も多いでしょう。
しかし、そのサイクルに狂いが生じ、古い細胞がはがれ落ちずに肌に付着したままになってしまうと、お肌に不調が生じます。

お肌のターンオーバーは体内の代謝酵素と密接な関係があります。
しかし、お酒の飲みすぎ、煙草の吸いすぎなどの生活習慣の乱れ、または加齢によって減ってしまいます。
代謝酵素は、腸の状態を正常に働かせる機能を備えているので、不足すると腸の環境は悪くなります。

腸の状態が整っていないと、直接肌に影響することはよく知られていますね。
腸の状態が悪く便秘のトラブルを抱えている方は、吹き出物などの肌トラブルに遭いやすいです。

腸が正常に働かないと便秘になる可能性が大きいです。
この便秘が肌に悪影響なのです。
腸の中に残った宿便が毒素を出し、それが血液に溶けて全身を回るわけですから、肌をはじめ体に良いわけはありませんね。

肌のトラブルが生じた場合、化粧品や薬などで解決しようと考えがちです。
しかし、体内の環境を整えることも大事みたいです。

疲労回復の・・・

胚芽米、そば
糖質は、脳の神経細胞が活動するためのエネルギーです。そういう意味では白米でもパンでも良いのですが、 胚芽米やソバは、糖質+ビタミンB1を多く含むためそれだけ食べても糖質を効率よく吸収できるためです。 白米やパン+ビタミンB1を多く含む豚肉、うなぎの蒲焼、たらこなどを食べても同様の効果が得られます。
さわやかなお茶の写真
チョコレート
ストレスからくる睡眠障害やうつ病、自律神経失調症などの予防の働きがあるとされているGABA(ギャバ)を含んでいます。 また、糖分は脳にエネルギーを与え活性化させます。ただし、とりすぎると逆に低血糖になる恐れもあります。
ハーブティ
ハーブは、薬効のある植物の総称です。「カモミール」や「バレリアン」などは、精神を安定させリラックスさせる効果があります。

肩こりについて

肩や首がこる原因は肩や首の筋肉が硬くなるからです。
筋肉が硬くなるというのは、血液がしっかりと流れていない証拠でもあります。
肩や首は上部に位置していますから、ここの血流障害の原因は下半身や内面の冷えにあります。
下半身や内面の冷えが強まると、血液の流れは悪くなり、上部に向かう血液は汚れた血液が多くなります。
また、冷えの特徴である硬くなる現象も冷えの現れです。
肩や首のこりに温シップで効果が上がるのはこの為です。
しかし、患部だけを温めますと、上熱下寒や表熱裏寒が強まりむしろ体内の冷えが強くなり最終的に肩こりや首のこりが強くなってしまうので、注意が必要です。
肩こりや首のこりは冷えの現れですから、肩こりや首のこりが強く現れる方は、内面の冷えがかなり進んでいる事を自覚しなくてはいけません。
肩や首のこりも内面の冷えを改善させてあげれば自然と改善して行きます。

半身浴と足湯

皆さんがご自分で出来る足湯や半身浴の仕方をご案内します。
足湯も半身浴も下半身を温める治療法です。
下半身を温める事で、上熱下寒や表熱裏寒の寒を取り去り、上部や体表面の熱との交流を促す事で自然治癒力を上げます。
つまり頭寒足熱という状態を作り出す事です。
お湯の温度としては、38~40度位のぬるま湯を用意します。
ここに足だけ、風呂の場合、半身だけこのぬるま湯につかります。
この時、手はお湯につけないでください。
時間的には15分~20分位を目標にしますが、、もっと長くても問題ありません。
決まった時間はなく、各自が気持ちが良いと思われる時間を基準にしてください。
体が温まりしっとりと爽快な汗がかける程度が理想的です。
ここで注意してほしいのは決して熱いお湯を使用しない事です。
熱いお湯を使用すれば、すぐに体が温まる気がしますが、実はこれでは体表面しか温まりません。
ぬるま湯にゆっくりつかる事で体の芯から温めてくれます。
まるで、魚を焼いている時と同じです。
強火で焼くと、表面しか焼けず、内側は火が通ってない事がわかります。
内側まで、火を通すには、弱火で時間をかけて焼く事が必要です。
これが、足湯や半身浴にも当てはまるのです。
これを1日1~2回出来れば、理想的です。
足湯や半身浴で一番最後に冷水をかけてあげると更に効果的です。
これは、温めた足や下半身の熱を体内に入れて逃さない方法です。
最後に濡れた足や下半身、特に足の指の間をよく拭き乾燥させます。
足元が冷めないうちに、靴下をはいてください。
そのまま、就寝していただくともっと効果的です。
足湯や半身浴は単なる入浴とは違い、自分で出来る唯一の方法です。最近では足湯専用にフットバスなる物が発売されていますので、これを利用するのも一つの方法でしょう。
足湯や半身浴をすると、体に疾患がある場合、表向きの症状が激しくなる事があります。
しかしこれは自然治癒作用の解毒、排膿、発熱作用の現れですから、心配いりませんが、どうしても苦痛が強くなるようでしたら、足湯や半身浴の時間を短くして徐々に長くして行けば良いでしょう。、是非実践してみてください。

適度な運動

運動不足になると筋肉量が減少し基礎代謝が減少するため、食事で過剰摂取になりがちです。過剰分の血糖や中性脂肪は脂肪として体につくだけでなく、血液中に増加する事で血液をドロドロにしたり、血管に付着して動脈硬化の原因にもなります。血液が活発に流れる機会がないために、老廃物が体内に蓄積していきます。

 流れにくくなったドロドロの血液を運動で無理に流れさせると、かえって危険なのではと考えてる人もいますが、決してそんなことはありません。運動をするとすぐに筋肉が血糖などのエネルギーをたくさん消費するため、血糖値が下がり血管が自然と広がる事で、流れにくかった場所でも血液が流れやすくなります。

 しかも毛細血管に血液がどんどん送りこまれて刺激を受けると、毛細血管は枝分かれを始め、これまでは届きにくかった場所にまで血液がしっかりと行き渡るようになります。また血行がよくなる事で血液内のろ過スピードが早まるため、蓄積していた老廃物の排泄が促進し、きれいな血液になっていきます。

 運動のメリットはあげるとキリがないほどですが、決して呼吸が苦しくなるような激しい運動をする必要はありません。むしろ急激な激しい運動は血液をドロドロにしてしまうため逆効果です。運動というとジョギングや水泳などを想像しがちですが、決してそのようなことをしなければならない訳ではありません。生活の中でいかに体を動かすかがポイントです。エレベーターを使わずに階段を使ったり、ちょっとした距離は自転車や車を使わずに歩いてみるのも効果的です。心拍数が上昇する程度の軽い運動から始めてみましょう。体を動かすようになってくると、次第に活動量も増え、運動してみようという気になってくる見たいです。

人体の陰陽

人体

人体を陰陽に分ければ、上部は陽下部は陰の性質が強くなる事になります。
実際に足元は冷えやすく、頭はのぼせやすい場所でもあります。
サーモグラフィーで人体を見ると上部と下部では5度以上の温度差が生じる事もあります。
ではなぜ、上部が熱く、下部が冷えやすいかについて考えてみましょう。
私たち人間は、4足歩行の状態から2足歩行へと進化してきました。
すると、上下の高低差は、4足歩行の動物に比べ、非常に大きくなっています。
太陽の影響も受けやすく、熱は上へ上へと上がる性質からどうしても上部の熱が強くなりがちです。
また、全身の体毛は動物に比べ少なく、汗腺の発達具合から考えてもわかるように非常に汗をかきやすい構造が出来上がっています。
これは体表面の熱を汗を通して排泄しているのです。
それだけ、熱を排泄しなければいけない構造を持っていると言う事です。
つまり、上部や体表面では熱が多く、陽の偏りが起こります。
上記の理由で下部では陰が、上部では陽が偏ってしまい、陰陽の偏りが起こってしまっているのです。
本来陰陽はお互いに密接な関係があり、陰や陽自体が単独では存在できません。
陰陽の交流がしっかりとできれば、心身ともに健康が保てます。
しかし、陽である熱は、陽である上部が居心地が良く、、陰である冷えは陰である下部が居心地が良くなり、お互いが交流しにくくなってしまいます。
この状態が強まれば、冷えのぼせという状態が起こってきます。
この状態が起こる原因は、人体の構造にも依存しているのですが、実は冷えに問題があります。
私たちは、何も気にせず体を冷やす食品や医薬品を摂取したり、生活を送っています。
この為に人体内では、陰である冷えが強まり、この陰が上部を助ける事が出来ずに、上部では熱症状が強くなってきます。
つまり、上部で起こるのぼせや熱症状というのは冷えが要因で起こっている仮の熱症状なのです。
これを東洋医学では上熱下寒と言います


自然治癒からの健康

自然治癒作用が発揮されると、体内の解毒、排膿、発熱作用が強まり、思いもよらない反応が起こる事があります。
自然治癒作用としての解毒、排膿、発熱反応の全ては、体の中の毒素を体外に排泄する為の反応とも言えます。
ですから、体から出てくるありとあらゆる排泄物の量が異常に増えたり、発熱反応が強く出る事もあります。
自然治癒作用が強くなる事は、一見すると悪化しているように見えますが、悪化しているわけではありません。
この事は、なかなか理解しにくい事です。
しかし、これは病気を治す原理ですから、しっかりと理解してください。

病気の改善と健康とは?

病気を改善させるには、内面の冷えや下半身の冷えを改善させてあげなければいけない事を述べてきました。
また、自然治癒作用というのは、人間が病毒を内面に入れない為の解毒作用であったり、発熱作用であったりする事も徐々に理解できるようになってきたと思われます。
自然治癒作用が強まれば、病気の症状は思いもよらない位強まる事もあります。
私達は病状が激しくなると悪化していると考えてすぐに症状を抑え込ませようとします。
しかし、抑えこむ事は自然治癒作用からすれば、病毒を閉じ込めてしまう事もあります。
これは化学薬品だけでなく、瀉剤に分類される漢方薬でも同じ事が言えます。
病毒を閉じ込めてしまうと、見た目の症状は軽減されます。
すると治っていくように感じてしまう錯覚を起こしてしまうのです。
症状を抑えこむ事は、根本的解決になっていない事が多いのです。
改善を望むには、人間の持つ自然治癒力が発揮されやすいようにしなければいけないのです。
自然治癒作用が発揮される時、病気の症状は一時的に強くなる事がありますが、これを悪化と捉えてしまうと、本当の意味での改善は難しくなります。
人間の解毒、排膿作用を邪魔しないように心がけていれば、必ず良い結果が待っています。
自然治癒力というのはどんな難病も改善させる力を秘めています。

病気が起こす症状

病気が起こす症状というのは、あくまで原因があってその結果として現れているに過ぎません。
冷えによって起こる症状は体からの警告や解毒反応です。
自然治癒力の現れとして解毒、排膿等が起こる場合、発熱、下痢、嘔吐、出血、痛み、炎症、こり等が出てきます。
しかし、これらの反応も体が起こす自然治癒力の表れ現れですから、過度に恐れる必要はありません。
それよりも症状をすぐに抑えこんで、一時的な症状の沈静化をさせる事の方が体にとっては危険な事も多いのです。
これを続けていると、解毒されない毒(冷え)が益々増えてしまい、気が付いた時には症状の悪化となっている場合もあります。
見た目の症状が激しいと、病状が悪化していると思いがちですが、本当は解毒、排膿、自然治癒力等による反応ですから過度の心配の必要はありません。
むしろ、一時的な症状を抑える事によって逆に治癒を長引かせることもあります。

但し、病気が重症化し、本当の悪化を起こしている場合もあります。
これらの鑑別方法は、病気の症状は同じでも、治癒の方向へ向かっている場合、体調が良かったり、食欲、便通等が良くなります。
一方本当の悪化の場合、病気の症状と共に体調も悪くなります。


内面に冷えがある場合の症状

冷えを感じる冷え症はわかり易いのですが、内面の冷えによる表向きの仮の症状だけでは冷えはわかりにくいものです。
特に内面の冷えがある場合、以下の症状が出やすいらしいので、注意深く観察してみてください。

暑がりである。
寒がりである。
暖房が嫌い、あるいは暖房でのぼせやすい。
顔だけ赤くなりやすい。
足元だけ冷たくなりやすい。
冷房が嫌い、あるいは極端に冷房を強くしてよく人から寒すぎると言われる。
汗かきや全く汗をかかない。
体がほてりやすい。
動くとすぐ体が熱くなりやすい。
体が硬い。
肩や首がこり易い。




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