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Hair Care Column 2012年4月アーカイブ

美髪はまさに健康から

バランスの取れた安全で質の高い栄養をきちんと摂取し、胃や腸・肝臓・腎臓をはじめ毛細血管に至るまで、それぞれの器官を身体の内側から強化していけば自然と身体の隅々にまで、それぞれの細胞に必要な栄養素がきちんと送り届けられるようになります。
そして、当然の事なのですが、毛根にも髪造りに必要なそれぞれの栄養素が送り届けられます。
その結果、毛母細胞では太毛でハリのある元気な髪質の髪を造り生えさせる事が出来るのです。
これらの事からも分るように、私たちの髪は18種類のアミノ酸を中心とした栄養が素になって造られているのです。髪質のよい髪はまさに健康な身体から。

昔から中国では「髪は腎の華である」という言葉があります。
中国の医学では「腎」は腎臓をはじめ、泌尿器や生殖器系・ホルモン系・骨・骨髄・脳髄まで広く関係する臓器グループであるとされ、いわば五臓六腑の基礎をなす作用があるとされています。
この「腎」の働きが衰えた状態を「腎虚」といい様々な老化現象が現れます。
その中でも特に花(華)のように目立つ髪に例えるなら、抜け毛や細毛・薄毛・白髪といった老化現象があげられます。
また、髪は血餘(けつよ)とも言われ、血液の一部と考えられています。
そしてこの血液に一番関係の深い内臓が「肝」だとされています。
「肝」は血液の貯蔵庫であると同時に、血行を促して全身の新陳代謝を活発にします。
つまり「肝」と「腎」が活発に働くようになれば栄養をたっぷりと抱えたきれいな血液が身体の隅々にまでくまなく供給され、太毛でハリのある元気な髪を早く伸ばすことにつながります。
しかし、逆を言えば、私たちの身体に太毛でハリのある健康な髪を早く伸ばすためには、まず、髪の毛の事と同時に健康で元気な身体を造らなければならないということです。

昔から諺で「肝腎要」という言葉がありますが、これは人間の身体の中で、我々の生命活動に特に重要なまさに〈要〉の役割を果たしているのが、「肝臓」と「腎臓」であることに由来していると言われています。

髪で体の健康状態もわかるんです

私たちの身体は毎日の食事から摂り込んだそれぞれの栄養を、まず心臓や肝臓、腎臓、脳、神経といった生命の維持に直接関係する重要な器官から一番最初に、しかも一番たくさんの栄養を使っています。これは身体が自分の命を護るために必要な身体としての仕組みなのです。また、どこかに病気の部位があったりすると、その病気を治すために、あるいは仕事や運動などで身体が疲労していたりすると、その疲れを取り除き癒すなどのために私たちの身体はたくさんの栄養を消費してしまいます。このようにして髪や皮膚・爪など、生命に直接関係の無い部分に栄養が回ってくるのは身体の中で一番最後の最後なのです。これは逆に言うと、髪や皮膚・爪など身体の仕組みとしてこういった一番最後に栄養が回ってくる部位が元気であれば、身体が健康であるという事が言える訳です。それが「髪は健康のバロメーター」といわれる所以です

シャンプー&トリートメント あってますかぁ

頭皮の状態が伝える危険信号

1.髪を洗っても、すぐにベタつく。

2.洗ってもすぐにフケがでて、かゆい。

3.頭皮がほてり、ニキビや湿疹ができやすい。


多くの場合こういった方の頭皮はいつも過剰に分泌されたな皮脂で充たされています。そういった方の頭皮や髪の毛はおよそ約50種類と言われる皮膚常在菌の働きや毛穴から分泌された皮脂の酸化によって毛穴の入口に角栓が形成され、髪の毛が生えてくる際の出口である毛穴が塞がれています。そうなると、毛穴の中の皮脂は頭皮の外に排泄されなくなり毛穴の中で脂栓となり、毛根固着力を低下させ、今ある髪から新しく生えてくる髪までシャンプーやブラッシングなどほんのちょっとしたことでも常に抜けやすい状態にしてしまいます。そうなると新しく生えてきた髪の毛の寿命が本当は3年から6年あるにもかかわらず髪の毛としての寿命が来て抜けていくまでの発毛の周期(毛周期)が短縮化してしまい十分に生長しないうちに抜けていく異常脱毛が発生します。さらに過剰に分泌された皮脂は、毛穴の中で毛母細胞の細胞分裂をも鈍化させ、今生えている髪から新しく生えてくるすべての髪に対して健康な毛髪造りを阻害します

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