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人体の陰陽

人体

人体を陰陽に分ければ、上部は陽下部は陰の性質が強くなる事になります。
実際に足元は冷えやすく、頭はのぼせやすい場所でもあります。
サーモグラフィーで人体を見ると上部と下部では5度以上の温度差が生じる事もあります。
ではなぜ、上部が熱く、下部が冷えやすいかについて考えてみましょう。
私たち人間は、4足歩行の状態から2足歩行へと進化してきました。
すると、上下の高低差は、4足歩行の動物に比べ、非常に大きくなっています。
太陽の影響も受けやすく、熱は上へ上へと上がる性質からどうしても上部の熱が強くなりがちです。
また、全身の体毛は動物に比べ少なく、汗腺の発達具合から考えてもわかるように非常に汗をかきやすい構造が出来上がっています。
これは体表面の熱を汗を通して排泄しているのです。
それだけ、熱を排泄しなければいけない構造を持っていると言う事です。
つまり、上部や体表面では熱が多く、陽の偏りが起こります。
上記の理由で下部では陰が、上部では陽が偏ってしまい、陰陽の偏りが起こってしまっているのです。
本来陰陽はお互いに密接な関係があり、陰や陽自体が単独では存在できません。
陰陽の交流がしっかりとできれば、心身ともに健康が保てます。
しかし、陽である熱は、陽である上部が居心地が良く、、陰である冷えは陰である下部が居心地が良くなり、お互いが交流しにくくなってしまいます。
この状態が強まれば、冷えのぼせという状態が起こってきます。
この状態が起こる原因は、人体の構造にも依存しているのですが、実は冷えに問題があります。
私たちは、何も気にせず体を冷やす食品や医薬品を摂取したり、生活を送っています。
この為に人体内では、陰である冷えが強まり、この陰が上部を助ける事が出来ずに、上部では熱症状が強くなってきます。
つまり、上部で起こるのぼせや熱症状というのは冷えが要因で起こっている仮の熱症状なのです。
これを東洋医学では上熱下寒と言います


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